LeaPath代表の中川です。
当記事を見ていただきまして誠にありがとうございます。
今回この記事を開いてくださった方は、中小企業診断士の方(勉強中の方も含め)をはじめとして、何かしらの士業またはコンサル業に従事されている方が多く、そして同時に、リーパスに対して何かしらの興味関心を寄せてくださっている方が多いと思います。
今回はそんな方向けに、「リーパスって何」というところから、そもそもなぜリーパスというサービスを立ち上げたのか、そしてリーパスは最終的にどこへ向かうのか?ということについて深堀りしていきます。
皆さんと一緒に中小企業診断士業界を盛り上げ、全国の中小企業に貢献できる仕組みを作って参りたいと思いますので、是非ご覧いただけると幸いです。
なぜリーパスというサービスを立ち上げたのか
まず、「なぜリーパスというサービスを立ち上げたのか」その背景を少し語らせてください。
きっかけとしては、中小企業診断士の養成校に通っていた時に構想し始めたことがきっかけで、それから約半年間かけて自分の想いと事業構想を整理してサービスを開始しました。
リーパスを立ち上げた理由を整理すると、以下3つに集約されます。
①大手コンサルティング会社と中小企業診断士業界の双方を知る者としての使命
②全国に高品質なコンサルティングサービスを行き渡らせたい
③中小企業診断士をはじめとした士業のキャリアを応援したい
①大手コンサルティング会社と中小企業診断士業界の双方を知る者としての使命
まず、みなさん、大手コンサルティング会社と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
「規模が大きい案件を扱っている」
「優秀な人たちの集まり」
「最先端を行っている」
私の周りの中小企業診断士の話を聞いても、大体上記のような、
漠然とした「凄そう」
というイメージを持たれている方が多いです。
さらに直接的な言い方をすれば、中小企業診断士の方々は大手コンサルの方々と比べて、自身を過小評価し過ぎているケースが多いと感じています。
これに対して、結論としては、
「確かに大手コンサルは優秀な人は多いが、中小企業診断士でも十分戦える余地がある」
と考えています。
かくいう私は、Big4と言われるコンサルティング会社や、内資系の戦略系のコンサルティングファームで働いていた一方で、私自身中小企業診断士でもあります。つまり、大手コンサルの面も、中小企業診断士の面もよく知っています。
双方とも同じコンサルティングという枠組みですが、似て非なるものですし、それぞれの特徴を活かして各々が業界を形作っています。
ただ、コンサルティングの領域で実際に、中小企業診断士が勝負できるか、という面については冷静に考える必要があります。もちろん中小企業診断士の方が得意な領域も沢山あります。例えば補助金・助成金、零細企業への支援、業界知識、他士業との連携などが最たる例です。
しかし、ことコンサルティングという1点においては、成長の余地を業界としても考えていかなければならないと考えています。
一方で、中小企業診断士の強みもあります。
というのは、中小企業診断士は、金融業や製造業、メーカー、士業等、コンサル以外の業界でのキャリアを積んでこられた上で診断士になっていることがほとんどです。
そのため、コンサルと各々の現場で積み上げてきた知識や経験を掛け合わせることができる、いわゆる「現場感覚を知った上での実態により即したコンサルティング」が提供できるわけです。
そのため、中小企業診断士においては、コンサルティングにおいて、コンサルとしての知識はもちろんのこと、資料作成、ファシリテーション、プレゼンテーション、案件提案力、そして中堅企業でのコンサルティング経験などのスキル・経験をもっと業界として底上げさえできれば、さらに成長すると確信しています。
そして、これら双方の状況を知る身として、少しでも中小企業診断士のキャリアと中小・中堅企業の成長に貢献したい思い、リーパスを信頼できるメンバーとともに立ち上げました。
②全国に高品質なコンサルティングサービスを行き渡らせたい
私は2012年に一度コンサルティング業界から離れ、2017年まで事業会社で働いていたことがあります。
その後、2017年に個人事業主として中小企業へのコンサルティングを再開しましたが、地方の中小企業のコンサルティングを実施する機会がいくつかあり、その中でも印象に残っているのが、2020年に実施した債務超過の中小企業(製造業)の再建支援です。
その企業の技術や社長の従業員や地域に対する想いを知り、地方のコンサルティングにも興味を持ちました。
技術はあるものの、マーケティングやブランディング、および販路開拓などの分野で課題があり、自社の優位性を対外的に訴求できていない企業でした。
そして、その後も地方の企業をいくつか訪問しましたが、良い技術や商品はあるものの、なかなか活路を見出せていない企業が多く、これらの企業の戦略をピボット(方向転換)することで、地方の中小企業の成長や地域への貢献ができるのではないかというのを考えるようになりました。
そのような、「あと一歩」が困っている地方の企業へ積極的に支援をしていきたいことが、リーパスを立ち上げた理由の一つです。
やはりコンサルティングは東京や大阪などの大都市に集中していますので、どうにかそれを地方に還元する流れを更に作りたいと考えており、個人でできることには限りはありますが、リーパス内にいる多数のプロフェッショナルと力を合わせれば、それも実現不可能ではないと考えています。
③中小企業診断士をはじめとした士業のキャリアを応援したい
そして何より、様々な士業と出会い、話をする中で最も多い話題が「キャリア」の話です。
その中でも特に多いのが
・「独立するのは怖い」
・「独立しても、コンサルティング案件を営業できる自信がない」
など、やはり独立するか否か、そして独立した後の不安を払拭できないという、どちらかというと「不安」が先行する会話です。
税理士や社労士は独占業務がありますが、中小企業診断士は独占業務がありません。
その中で独立するのは、確かに不安だと思うのです。勉強会に参加してもコンサルティング案件が降ってくるわけでもないですし、コンサルティングファームのように高単価な案件がそれほどあるわけでもないという状況で、どうやって中小企業診断士が前向きに独立し、全国の中小企業を支援できるでしょうか。
中小企業を支援するには、まずはサービスを提供する中小企業診断士が明るくキャリアを語れる場を創ることが先決です。
「なぜ独立してまで派閥争いに巻き込まれなければならないのか?」という意見もちらほら聞きます。
そのような団体があるかどうかは知るところではありませんが、少なくともリーパスは、想いを持って独立や副業する人が、国家資格を取った後にがっかりしないよう、派閥などは絶対に作りません。
また、リーパスでしかできないことをどんどんしていきたいと考えています。
例えば、記事においてはLeaPathでしか閲覧できないような実体験に基づいた中小企業診断士向けの記事を豊富に掲載し、普段表に出さないような会員限定記事も公開していきます。また、動画でもコンサル経験豊富なコンサルタントや現場で活躍している士業の、明日から役に立つ動画をアップしています。
コンサルティング案件に関しては、独自のネットワークを保有しているため、月数万円のお仕事から月100万円以上のようなお仕事に至るまで、幅広くリーパス会員の皆様に紹介させていただいております。
このように
コンサルタントとしての成長のための育成と、
その成長結果を試すことができるコンサルティングの実践の場、
そして中小・中堅企業とのタッチポイントを増やすコミュニティを一気通貫で支援することにより、
中小企業診断士のキャリアを支援していきます。
私の士業支援のひとつの理念が
「勉強会に参加して、その気になるだけ、はもうやめよう」
です。
だからリーパスでは、ひたすらコミュニケーションと実践の場を創り、そこで新たな成長機会を創発していく。
そのような流れを創りたいと考えています。
そんな理念に様々な方に共感いただき、ローンチ前から、早くも無料記事が60本、動画が30本、コンサルティング案件が15件以上集まりました。
以下図でリーパスのサイトローンチ前の実績をお伝えいたします。
リーパスについて
リーパスの掲げる理念
そもそもなぜ「LeaPath(リーパス)」という名前なのか?ですが、先述したような経緯を踏まえて、士業や中小企業の将来を最高到達点まで飛躍させたいという想いからLeaPath(リーパス)と名付けました。
Leap(飛躍)、path(道・キャリア)、ath(all time high=最高到達点)を組み合わて、LeaPathとしています。
リーパスが提供していくサービス
では実際に、リーパスのサービスについて、ローンチ予定のもの含めて以下の3つのサービスを提供していきます。
①「育成リーパス」
②「コミュニティリーパス」
③「コンサルティングマッチングリーパス」
①「育成リーパス」
育成リーパスは、中小企業診断士と中小企業の育成のための記事/動画/セミナー・勉強会サービスです。
机上の空論ではない現場でのコンサルティング経験に基づいた「明日から使えるノウハウ」を会員の皆様にお伝えし、スキルの底上げをしていきます。
②「コミュニティリーパス」(2025年サービス開始予定)
コミュニティリーパスは、中小企業診断士と中小企業がWeb上で質問回答を行えるサービスです。
中小企業診断士と中小企業のタッチポイントを増やすとともに、中小企業が気軽にプロフェッショナルに質問し、コンサルティングの敷居を下げることを目的としています。こちらのサービスについては現在開始に向けて準備中です。(2025年サービス開始予定)
③「マッチングリーパス」
マッチングリーパスは、士業と中小企業をマッチングし、コンサルティング案件を行うサービスです。
中小企業の課題やニーズに応じて、リーパス会員のプロフェッショナルで最適なチームを組成し、コンサルティングを行います。
リーパス独自のネットワークを活かし、月数万円のお仕事から月100万円以上のようなお仕事まで、リーパスでしか活動できない案件を多数マッチングしています。
なぜ、この3つを同時に実現しているかというと、
「勉強」➡「相談」➡「実践」
という“コンサルタントとしての成長”に欠かせないサイクルを一気通貫で提供したいためです。
最後に紹介しますが、この3つのサービスだけでなく、更にサービス領域を拡大させていく予定です。
リーパスは最終的にどこへ向かうのか?
それらの想いを踏まえて、リーパスはどこへ向かおうとしているのか?という点を、少しお話させてください。
現在は3つのサービスを実施していますが、今後以下のようなサービスを展開していく予定です。
1. 士業の働き方の多様性の推進
2. コンサルの敷居を下げるサービスの提供
3. 教育の底上げ
4. バーチャルコンサルティングファームの形成
上記を踏まえ、国内最大級の士業ネットワークを創りたいと考えています。
喫緊の目標は1年間で500名の会員数にしていきたいと考えています。
1.士業の働き方の多様性の推進
リーパスが目指すところのまず1つ目は、「士業においてより多様的な働き方を実現すること」です。
そもそも働き方は多様であるべきです。人生の1/3を構成する仕事に囚われるのは、あまりにも勿体ない。
特に診断士の場合は前述のように独占業務がない故に、独立がなかなか難しいという問題があります。
だからこそ、独立だけでなく、副業・兼業、すき間時間対応など色んな働き方をリーパスでは支援します。現在のマッチングリーパスは下記で言う「プロジェクト型」が中心ですが、士業の働き方や企業のニーズに合わせて、様々なマッチング形態を実施していきます。
2.コンサルの敷居を下げるサービスの提供
2つ目は、「コンサルの敷居を下げるサービスの提供」です。
私の経験上、大企業や中堅企業はコンサルを使い慣れているが、中小企業は使い慣れていない、というのは確信しています。
どうしても、資金力などを鑑みるとコンサルへの依頼のハードルは高いです。また、大企業や中堅企業は大手のコンサルティングファームが支援していますから、中小企業診断士が単独で入ってくのは、コンサルファーム出身者を除き至難の業です。
加えて、税理士や社労士に比べ中小企業診断士は中小企業へのタッチポイントが極めて少ない。
そのような四面楚歌状態の中で、結果的に国家資格であるにもかかわらず知名度が他資格に比べ高くない、という状況になっていると推察しています。中小企業診断士業界には優秀な人材が沢山いるにもかかわらず、です。
リーパスは、中小・中堅企業にとってのコンサルティングの敷居を低くして、士業と中小・中堅企業のタッチポイントを増やすコミュニティリーパスというサービスも展開します。簡単に言うと、中小企業が中小企業診断士に気軽に相談できるコミュニティ、質問版です。
そのサービスの中でマッチングリーパスへの導線をうまく作り、双方がハッピーになる仕掛けを作っていきます。
3.教育の底上げ
3つ目が「教育の底上げ」です。
現在、育成リーパスでは記事や動画などのサービスを提供していますが、やはり真にスキルの底上げを行うには、対面での研修や勉強会も必須です。広く伝えていくには動画が最適ですが、ひとりひとりを育成するのは対面形式が最適です。
そこで、動画だけでなくセミナー・ウェビナー、および勉強会のサービスを月並みですが実施していきます。
すでに共感をいただいた方とセミナーの企画も始まっており、今から楽しみなサービスのうちのひとつです。
コンサルファーム出身者がコンサルや提案のノウハウをお伝えしたり、生産のプロとITのプロが組んで生産管理の勘所をお伝えしたり、社労士法人代表の人事セミナーパックで人事コンサル領域を網羅したり・・・・など、様々な企画セミナーを提供していきます。
リーパスがこだわるのは
「机上の空論ではない実績と実践に基づいた、明日から使えるノウハウの提供」
です。
4.バーチャルコンサルティングファームの立ち上げ
そして、最終的にはリーパスで「バーチャルコンサルティングファームの立ち上げ」を構想しています。
リーパス内で、機能軸×業界軸ごとにトップメンバー(Director)を決めて、全国にサービスが行き渡るバーチャルコンサルティングファームを創ります。
と
マーケティングに強いチームのそれぞれの人選を掛け合わせることで、案件ごとに最適なチームを組んでお客様に当たっていくことができます。
中小企業診断士のリーパス会員の皆様は自由に副業で様々なチームに参画することが可能ですし、
中小企業は必要な時に必要なスキルを確保できるため、比較的低価格で選択肢のあるコンサルの使い方が可能になります。
各チームのDirectorが取ってきた仕事をリーパス会員が実行する仕組みであり、将来的には、そのコンサル経験を踏まえて、各チームでプロダクト開発したり、新規事業を立ち上げることも視野に入れています。
また、その経験を育成リーパスの動画、記事、セミナーに還元していただき、さらに多くの人のキャリアを支援し、中小企業の成長を支える仕組みを創りたいと考えています。
そのバーチャルコンサルティングファームの足掛かりとなるチーム編成も、現在リーパス内で行っています。
最後に
私は、中小企業診断士業界の力、そしてひとりひとりの中小企業診断士の力を信じています。
実際に、中小企業診断士の皆様は、何かしらの得意分野を極めている方ばかりです。
そこにベースのコンサルティングスキルが合わさり、かつチーム戦で取り組めるようになれば、鬼に金棒だと思っています。
その土壌をリーパスで創り、皆さまと一緒にリーパス自体も成長し続ける。
そのようなサイクルが回り始めたとき、ちょっとしたイノベーションが起きると思っています。
リーパスの使命は、中小企業をはじめとした士業のキャリアと中小・中堅企業の更なる成長を支援することです。
是非、皆さまのお力・お知恵をリーパスにお貸しください!!一緒に新たな変化の波に対応していければと思います!!